木剣(カシ材)
2,016年10月18日
武道、和良久様御一行、25名様視察に来られました。
数年前から3度目の見学会です、ヨーロッパ各国より訪日され色々な行事の一環です、
武道家・前田比良聖 先生率いるNPO法人武道和良久様の今回の一行は、スコットランド、イギリス、スイス、フランス、イタリア、ベルギー、スペイン、ドバイ在住フランス人、セルビア出身オランダ在住者、と実に多彩な顔触れでした。
前田先生がヨーロッパにて和良久のお稽古を始めてから、丁度10年になります。毎年各都市を訪問される中で、稽古人が口コミで少しずつ増えてきました。
指圧やヒーリングを仕事にされる方が多く、日本武道の技を心身の調和と健康に活用し、世界の平和と調和を願って地道にお稽古を続けてられています。
自然を愛し、尊重する思いも強いので、一本の樹を大切に活かす当方のもの作りにも、感銘を受けたと言って頂きました。
当方は10年ほど前より和良久様にてご使用されている木剣を製作しています。
太い樫の木の直材で製材して5~8年程乾燥し、その間に順次細く、思った寸法にして先端まで1ミリでそりの無い真っ直ぐで、各部きめられた寸法に仕上げます。
非売品としています。
皆様、日頃稽古に使われている木剣の製造過程を大変熱心に見られ、写真に収められたり、たくさんのご質問もありました。
ご来店の御一行様
手前2本がカシ材、径50~60cm長さ5mの直材
原木の良し悪しが最重要で数百本に1本の少ない良材です。
曲がらない様、束ねて5~6年乾燥させます。
当方製作している 数多い中でも一番難しいのが箸です
組みあわせしていないので反りやすいのです、
製作している細い箸の技術があってこそ、できたものです。
完成品は1本1本先生に検品して頂いています。