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銘木弁当箱(長方形)

稀少な銘木材を長年乾燥させて、 さらに荒堀を数年してから仕上げています。

黒柿材荒木取り(フタと実の縦・横)

フタと実の各パーツ

ふたの組立前

接続部に小片を中に入れて丈夫にしています。

接続部テープで圧着

フタ・実を締めたのち上戸下部分カンナかけ

フタ部分テープで締めた状態

実の部分テープだ締めた状態

       フタ部分と実部分組みあがった状態

少しきついのでペーパー調整

中部分ペーパー変えて磨きする

底板、実の部分の2枚の厚さをはめるために掘り下げ

3枚交互に合わせた板を天、実にけがく。

板は反らないように3枚を交互に張り合わせる、

天板と胴を張り合わせる

実の部分胴板を張り合わせる

すこし大きくした張り合わせの板部分を、丸面取りする。

外周部分を入り色なペーパーで仕上げる

塗装下地・中塗り2回・仕上げ
中塗りの状態

神事用特大お椀

今回は蒔絵店からの依頼です、古いお椀を新しいお椀に作ることとなりました。

全体仕上がり寸法  フタ  径170mmx高さ90㎜ 下の実径193mmx高さ147㎜  
分割寸法   フタ  径170mmx高さ30㎜   はかま径 90mmx高さ60㎜
       実   径193mmx高さ92㎜   はかま径 120mmx高さ55㎜    
 写真  №1、外径
     №2、内堀
     №3、中広げて外周仕上げ
     №4、外周用アルミ吸着版で中仕上げ
     №5、はかま部分0.3㎜入れる様掘り込み接続部分
     №6、はかま中堀
     №7、チャックで外周仕上げ
     №8、中仕上げ
     №9 完成品

帯鋸で色々な部材を丸くする(№1)

帯鋸で丸くする(№2)

ロクロで外周を丸くする(№3

下から順番にはかま・お椀の実・フタ・
上つまみのロクロで削った状態。(№4

ふた取っ手削る前 (5)

下部分中堀後、中から広げ外径削り。
接合部分丈夫に堀下げる(6

フタ部分1回目で広げ中堀後外周仕上げ(7)

フタの内側  (8)

フタ部分仮組  (9)

フタ、実を張り合わせ  (⒑)

完成品   (11)
大きな例祭用お椀です。

この後は、 発注者の 塗師屋さんに納品いたしました。

銘木ワッパ(丸)

今回のワッパは最高級の杢目を生かした製品です。

色々な2ミリの薄板を3日ほど水に浸す。

加熱後曲げた1枚の板は各4枚の板は長さ違いにする
2重では曲がらない。

2枚の張り合わせ状態

各3枚を合わせて天板、底板を製作、
内側を全て色々なペーパーで仕上て置く。

2重にした胴板と3重の天板。フタ、底丸くする。

ロクロで薄板2枚分をまるくして
胴板掘り下げプレスする。

天、底板張り合わせてはみだしたチリを取る。
全て外周を色々なぺーパーで仕上げる。

乾燥中、その後10ほど日陰で10日ほど置く。

左杉ブドウ杢・右栃チジミ杢
完成品

 左タモ玉杢・右杉杢 。
完成品

今回の弁当箱では、きれいに2重のあわせ張りが困難でした。
木目が入っているのは曲がりにくい、割れやすい、最高の杢目で、
仕上がったものは最高のものでしたが、制作過程が困難でした。

           

木製楕円うつわ

まん丸い器と違い楕円器は回転するろくろではできず、特殊な機械を考え材を固定して中を掘る方法で制作します。

日本国産材を使用、欅・桜・栃・ホウ・栗・槐・タモ・銀杏・楓・木肌・桑・栓桧・桐・等、固い材から柔らかい材まで色々な材を使用し、木目を楽しみ、食器、小物入れとして使用します

         乾燥した長材を少し大きめに小割。

寸法すこし大きめで中堀

外周のしたぶぶんかこう

帯鋸で外周を丸くする

荒堀状態

荒堀状態で1年ほど置きねじれのくせを取ります。

かどの厚さを決める

サンダーで色々な粗さを変えて仕上げる

サンダーしながら 下塗り・中塗り・仕上げ
にして進めます。

うつわ(小)4,5x10x14cm 桑・槐・栓

中サイズ、欅・楓スポルテッド・楠

完成品

小物入れ 4段

長年(約20年)乾燥させていた材で、小物入れがようやく出来上がりました。

あまり重くてもいけないので、外周13mmにして薄くして軽くしました。

左右360mmx奥行270mm高さ300mm

引き出し桐材、A4が入る寸法です。

 

各部 材料

 

両側帆立て

 

組立中

組立後 奥は引き出し

全部で13箱、1度にこのくらい生産して出来るだけ安価にします。

 

 

 

 

 

栃材(スポルテッド)自然と線が入ったものです、墨絵の様です。

外周 タモ材 玉杢 内装桐材

下より黒檀・紅紫檀・欅・栃

全、無垢板、末代使用品

4列小物入れ製作

今回の4列小物入れは、木の中でも特に杢の入った材を使用しました.

いろいろな材質で欅・エンジュ・キハダ・タモ玉杢・栃線入り16個です、

引き出し中は桐材、縦横置き換えできる様、引き出しも正確に制作しました。

前板は黒檀・ベニシタン・欅・栃・それぞれ色違いです。

2~3年前に木取をして準備していたものを加工したものです。

 

楓材 線入り墨ながし

 

タモ材 玉杢入り

えんじゅ材

 

キハダ材

 

 

 

 

 

狭い所では縦置き、

広い所では横置きにして上は飾棚。

扇子入れ製作

扇子入れのご注文があり、黒柿材の丸筒をお送り致しました、

大変お気に入られ、追加の扇子入れ2本を白い材料でと

ご注文でしたので栃ちじみ杢で製作しました、

幅やせ、するとねじ部分で少し硬くなるため

20年くらいの手持ち材を荒堀して置き

仕上げしました。

栃ちじみ杢 外直径45mmx長さ350mm内径33mm

杢入りのネジ切りが難しい作業です。

大変、喜んで頂きました。

木製食器(プレート)の製作

木製プレートを製作しました。

240mmの平板に、9つの皿状のくぼみを掘ったものです。

食器なので水洗いをしますが、永年使用をして反らない様にするため、

幅広い材料を使い、両側の柾目部分を使用しました。

又、食品が映えるよう明るい材を使用し、当地の桧といちょうを選び

試作を繰り返し、刃物も新しく製作しました。

 

仕上がり製品・・・240mm角

一つの掘り下げたくぼみが径75mmで、色々な食品を

盛り付けることにより、食欲がより一層わくようです。

掘って居る処ですが2万回転なので刃物が早すぎ、写っていません。

四隅をカット。

角のペーパー仕上げ。

中の方のペーパー磨きが大変です。

最後に食品認可塗料で、下塗りと仕上げをしています。

 

左より大240mm角、中央160mm角、右130mm角

 

 

 

 

 

 

レストラン桂川にて、ご使用して頂きました。


 

 

 

 

 

 

京都府南丹市 ❝日吉ダム” 内です。

電話台製作

欅材の電話台です、全無垢材なので後に狂いの無いよう

枠組みと致しました。

下の観音戸は中に電話帳が縦に入り

棚仕切りがあります、

 

(組立中)

 

(完成品)

左右巾600奥行300ⅹ高さ900mm